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2007.08.25 (Sat)

SS(ショートストーリー) 其の22 決戦

決戦

朝になった。
街を眩しい朝日が照らして行く。
貴司は井戸へ水汲みに、
団吾とひまわりと陽太は、店の開店準備だ。
ひととおり終わった後、
団吾母「さあ、朝食にしましょう。」
おかゆと魚の干物と山菜というメニューである。

朝食が終わり、店を手伝うことになった。
陽太「さあ、安いよ、安いよ~これは水がこぼれないやかんだよ~」
店の軒先で、やかんの取っ手を握って、腕をぐるぐると回して見せた。
なるほど遠心力で、水はこぼれていない、、。
わらわらと人が集まって来た。
「次はこちら!」
横に広い鍋と鉄の箸を出して、箸を軸にして鍋をぐるぐると回す。
「水を入れても回せるよ~」
水を7分目まで入れた鍋をくるくると回す。かなりの重さがあるが、驚異的な運動能力でカバーである(汗)
観客「オー ブラボー」
チャリン、
小銭を投げ入れてくれた。他の客も続いて投げ入れる。
陽太「あ、ありが、、鍋も買ってね、、;」

陽太の集客で店の中にも客が増えてきた。
貴司「はいこちらですね、ありがとうございます。」
団吾母「1200円(現代で)です。」
貴司「お待たせしました、また宜しくお願いします。」
良い調子だ^^

ひまわりと団吾が、商品の補充や整列、案内などだ。
客「やかんはどこかね?」
ひまわり「あっ、、やかんはですね、、だ、団吾くーん、やかんはどこかな?;」
団吾「やかんっスか?こちらっス。この品がお買い得になってるっス。」
まあまあのようだ。

午前中は盛況のうちに過ぎていった。
団吾母「皆さん、よく頑張ってくれたわね。こんなに忙しかったのは久しぶりよ^^まあ、休憩して。」
皆は飲み物と簡単な弁当をいただいた。
昼からの営業は、物珍しさに街の人が慣れたのか、ぽつぽつだった、、。
陽太「あー、ヒマになったなー。、、そうだ。」
「おばさん、リアカー借りて行商に行っていいですか?」
団吾母「えっ?行商って、、売れるのかしら?」
「だったら、在庫であまってるやつを乗せていってみてもいいわよ。難しいと思うけど?」
陽太「よっし、じゃあ行ってきます。」
ひまわりが着いて来た。団吾は行きたかったが補充作業があるということで、貴司は「暑いからいいよ、君たちだけで行ってきなよ」というわけだ。
陽太「暑いからいいよ、君たちだけで行ってきたまえ~って固いんだよな~。^^」
ひまわり「ははは;、、でもこんなに売れるの?」
陽太「大丈夫、大丈夫。」

夕方頃、
団吾「大体終わったっス、結構売れたみたいっス。」
「そうだ、陽太君たちは、、ちょっと行ってくるっス!」
団吾母「気をつけてね~」
街の大通りに出てず~っと走ってみる。
団吾「いたっス。」
「ハアハア、、ひまわり君、陽太君どうっスか?」
陽太「おう、見ろよ。」
ひまわり「完売だよ。」
にぎやかな集客で見事に売れたようだ。
陽太「激安とおまけつきで売りさばいたぜ。」
ひまわり「まあ、、売り上げはこんな感じ、、だけどね^^;」
かなりのものだが、売った数にしては、、というところだろうか。
団吾「そう、、っスか^^;」

店に戻ると、奥で貴司が団吾の弟達に勉強を教えていた。
貴司「2×3はー?」
弟達「ろくー!」
貴司「正解、3×4はー?」
陽太「貴司先生、帰りました」
貴司「あっ、帰ったのかい?」
陽太「全部売れたぜ。」
貴司「おお」
団吾「今日は皆のおかげで、大盛況っス。」

売れたお金で、大通りに点心を買いに行った。
貴司「なんか、悪いね、、」
団吾「いいっス、母ちゃんも喜んでたから、今日は奮発しておいでって、」
餃子や肉まんや酢豚などを買った。
久しぶりの豪華な夕食に、皆とても喜んだ。

夜になった。
貴司「そろそろ、決行だね、、。」
ひまわり「、、はい。」
団吾が老師にもらった地図を広げる。
団吾「前も見せたけど、皇帝のお城は駅の北側にあるっス。ここから走って30分、、屈強な壁に何十も囲まれているっス。」
貴司「暗闇と、壁を逆に利用して攻め込もう」
持ってきたフック付きロープを見せる。
団吾「弟たちも寝たみたいっス、、。」
一同、こっそりと部屋を出て、店舗部分を抜けて裏口の方へと、、
団吾「母ちゃん、団次、団蔵、、すぐ帰るっス。」
小声で囁く。

通りは静まり返り、人通りも無い。
4人は駅の方向へ向かって走って行く。
人気が無いように見えたが、よく見ると路上に寝ている人も何人か見受けられる、、。
団吾「、、特に、最近増えたっス。」
駅に着いた。南北地下道を抜ける、薄暗く長い地下道だ。
地下道を抜けると、一転して高級住宅街という感じのところに出た。
都の政府関連の宿舎もここに多く建っているらしい。
大きな広場が見えてきた、その向こうに川があり、橋の向こうに壁に囲まれた城が見える。
赤やオレンジ、金の装飾のお城。ひまわり城より一回り大きいかも知れない。
ひまわり「行きましょう。」
皆後に続く、
橋の所には意外と門番がいない、、
貴司「?」
壁のところまで行く。門は大きな扉で閉ざされている。
貴司がフック付きロープを取り出す。
「よーし、これの出番だ。」
「陽太、お願いできるかい?」
陽太「おう。」
高い壁を器用に登っていく。
フックを壁のへこんでいる部分に引っ掛け、ロープをひまわり達の方向に垂らした。
貴司「よしっ、」
一同は壁を越えた。この壁が高さも一番高いようだ。
時間が掛かったのは貴司とひまわりだったようだ。^^;
団吾「壁はあと3つ、その中に本殿があるようっス」

!その刹那
「ギャオオオ侵入者ーーーーああアアア!!」
槍が団吾をわずかにかすった。
団吾「痛っ、、!?」
目つきがうつろな兵士がやりを構えなおしている。
「ギャオハハハhーーーーーー氏ねエエエエエエ!」
一同「!!」
ひまわり「影が見えます!」
団子が歩み寄って行った。
槍が襲ってくる!
団吾「はっ!」
槍の先端の刃の部分が砕け散った、
兵士「!?」
鋼鉄化した団吾の拳がヒットしたようだ。
陽太「おりゃっ!」
さらに陽太のひじ打ちが決まる!
兵士は倒れこむ、、。
ひまわり「はっ、」
光の剣が影を捕らえる、影は蒸発していった。

団子の顔の横側に5センチぐらいの傷が出来て、血が流れている。
貴司「大丈夫かい?」
陽太「やべえなこりゃ、、くそっ。」
「ん?」
陽太の拳が青くかすかに光っている。
「、、これはいけるかも知れねえぞ。力を外に出す感じで、、」
水のような、球状のものが手のひらに出現した!
「これで、傷が軽くなるかも知れねえ、、。」
球を団子の傷に当ててみる。
球の中に顔がめり込んだ形になった。

団吾「ん、、」
ひまわり「傷が、、。」
何と、傷がほとんどふさがり、軽い跡だけになったではないか。
一同「おお、、」
陽太「ひまわりのおっちゃんが言うとおり、こんな事も出来たんだ、、。」


(続く)
結構強引な、新しい能力の出現でしたが、、。;
やはり影がからんでいるようで、
どうなるのでしょうか。
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