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2007.08.08 (Wed)

SS(ショートストーリー) 其の13 三串団吾、中華編

三串団吾

中国4000年風の世界。
大陸内陸部の山奥、雄大な緑の山と、曲がりくねったどこまでも続く大きな河。
山の上の広い場所に、ひとつの道場があった。
空気の薄く感じるその場所で、気合の入った声が響いていた、、。

「はっ! はっ! はっ!」
見事な制拳突きを繰り出す少年がいた。
「団吾や頑張っとるようじゃのう、」老人が声を掛けてきた。
団吾と呼ばれたその少年が答える、
「はい!老師。」
老師「そろそろ昼飯の時間じゃ、わしは薪の準備をする。お主は魚を獲ってきてくれるかのお、8人分はいるの、、」
団吾「分かりました行ってくるっス。」
「、、、今日も東の空が赤いっス。」

団吾は街や河に続く、長い階段を駆け下りる。
こげ茶のギザギザの髪に太い眉、だんごっぱなで実直な印象を受ける顔だ。
身長は150センチぐらいだろうか、15歳らしい。

階段を下り、両側を木に囲まれた道を抜ける、すると小さな町が見える。
全体的に低い建物が多い、高くても2階建てだろう、、。
露天のように、店先で果物や珍味やにわとりを!売ったりしている。
かごに入っているやつをその場で解体したり、そのままお持ち帰りいただくらしい。;
いらっしゃいませ、お持ち帰りでしょうか、それとも解体でしょうか?
、、解体で。
ありがとうございます。チキンワンプリーズー?
ドリンクはまむしドリンクと、スッポンスープのどちらになさいますか?
、、スッポンスープで。
、、、^^;

街の中を走っていると女の子に声を掛けられた。
「団吾くん、食料を取りに行くのね。」
団吾「シュンチーちゃん、うんそうっス。」
シュンチー「いつも大変ね、、私ももうじき野菜を持って道場に行くわ。」
団吾「分かった。ありがとうっス。」
シュンチーと呼ばれた14~15才ぐらいの少女。くりっとした可愛い目をして、髪はおだんごにしている。身長は団吾と同じくらいだろう、、。
彼女は町並みの中に戻っていった。

街を抜けると、でこぼこの坂道が続いて、下のほうに大きな河が見える。
「あの辺で獲るっス」
「しかし、、最近ずっと空が赤い。東の都が心配っス、、父上、母上、、」
何か独り言を言いながら、河原に下りていく。
中国らしく、巨大な石がいくつもある。何年も水の勢いにさらされ美しい鏡面のようになっている部分もあった。
石の影に隠してある、アミを取り出す。虫取りアミのような感じだ。
河に突き出ている石に器用に飛び移り、アミを構える。
「来たっス!」
水面のわずかな変化を見て、アミを操作する。
次の瞬間には大きめの魚がアミの中に入っていた。
一緒に持ってきていた、藁のカゴに魚を入れる。
「よしっ、もう何匹か獲るっス。老師とシュンチーちゃんと通いの子たちが待ってるっス。」

団吾はさらに石を渡って、河の真ん中あたりに行く。
そこでアミを構えた。
「はっ!」
また良いのがとれたようだ。
何回か繰り返して、6匹ほど獲れた。
カゴに押し込まれるようにして魚が入っている。
そでが広いタイプの白い胴着を着ているのだが、水飛沫と泥でビシャビシャである。しかし本人は満足げな顔をしていた。
団吾のテーマ曲 こちら

戻ろうとした、その刹那!
たくさんの魚の重さや、考え事をしていた影響もあるのだろう。
団吾は足を滑らせてしまった。
一瞬のうちに体が水の中に落ちていた
団吾「!?」
あまりに一瞬の事で、状況が整理できない。
団吾「ガボッ、、ガ、、、」
10メートルぐらい流された時、状況を理解できた。

息が苦しい、、
誰か、、助けて、、、
意識を失い、河の流れに飲み込まれる。、、
藁の入れ物と魚だけが、無事に岩の上にあった。
大きな激流はうねりを増しているようだ。

(続くっス)
新しい話を始めてみました。
しかしいきなり、どうなるんだ?;
続きをお楽しみに^^
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